ネットショップで
資金繰りを
改善するポイントPoints to improve
cash flow at online shops

ネットショップで資金繰りを改善するポイント

ネットショップは順調な場合、日々売上が上がって行きますので、気持ち的にはすごくお金がある感覚があるかもしれませんが、支払日を過ぎると急速に資金が枯渇し、「えっ、何でこんなにお金がないんだ?」と思われた経験がある方もたくさんいらっしゃることと思います。

そこで、ネットショップで資金繰りを改善するポイントについてもお伝えしたいと思います。

入金と支払いのタイミングをなるべく短くする

ネットショップで資金繰りが厳しい理由はいくつかありますが、その第1は「入金よりも支払のタイミングが早いと資金繰りが厳しくなる」ということです。

最近、ショッピングモールの中では楽天などは締め日から入金までの間隔が短くなりましたが、多くは月末〆の翌月末払いのところが多いと思います。

 

対する商品代金の支払いなどは、現金払いであったり、当月払いであったり仕入れてから支払いまでの期間が短いものも多いと思います。つまり、入金と支払いのインターバルが長ければ長いほど、会社がその間の資金を肩代わりしなければならなず、売上が上がれば上がるほど資金繰りが厳しくなってしまいます。

そこで、必ずやっていただきたいのは、1.支払いと入金をタイミングを調整して、できるだけ短くすることと、とは言っても完全にズレをなくすことは不可能ですので、2.資金繰りを毎月しっかりと管理することが大変有効です。

 

この2つを行うだけでも、あなたの会社の資金繰りは確実に楽になることでしょう。

 

 

できる限り在庫を減らす

次にやっていただきたいことは「できる限り在庫を減らす」ということです。

「在庫を減らす」と言うと、「そんなことをしたら出荷できなくなるじゃないか?」とお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが、それは何も売れているものを減らせということではなく、在庫の総数を減らしましょうということです。

 

具体的には

1. 売れ行きが鈍い商品は仕入れるロットを小さくする。または、納期を短縮し、こまめに仕入れる。

2. 定期的に棚卸をし、売れる見込みの低いものは値引きをしてでも売り切ってしまう。

3. 返品できるものは、随時返品する

などの対策が必要です。

 

と言いますのは「在庫」はお金を払って仕入れるものですので、売れるまでは現金が形を変えて眠っていることと同じです。そう考えれば、在庫は少しでも少ない方が資金繰りが楽になることはおわかりになるでしょう。是非、在庫も定期的に管理したいものです。

 

 

カード払い等、金利のかかる仕入れは極力減らし、必要があれば借入をする

ネットショップの方の中には、設備投資でもない限り、金融機関からお金を借りられないと思っている方が多いようですが、そんなことはありません。きちんと理由があれば運転資金として借りることができます。

 

ですから、もし資金が足らないという理由でカード払いで仕入れている方がいらっしゃいましたらできるだけやめて、必要な金額を金融機関から借りて、仕入れ代金に充て、資金繰りを改善しましょう。

以上、資金繰り改善のポイントをお伝えしましたが、支払いサイトの改善や在庫の圧縮、金融機関からの借り入れなどはご自分一人ではなかなか難しいものです。

 

税理士法人ウィズは資金繰りの改善についても、税理士顧問:経営サポートコースの中で改善のお手伝いを行っておりますので、是非お気軽にご相談下さい。

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